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ニューヨーク市運輸局(DOT)は8月30日、歩きながら携帯電話を使ってテキストをすることは「必ずしも死亡事故にはつながらない」とする調査報告書を発表した。
報告書によると、市警察(NYPD)が2014年から17年に、856人の交通事故関係者の証言を基にまとめた集計では、市内で携帯電話の使用が原因とされる歩行者の死亡事故は、交通事故死全体の0.2%に過ぎなかった。歩きながら携帯電話でテキストを書いているときに交通事故に遭い死亡したのは15年に1(全角に)人。14年に死亡した1人は、落とした携帯電話を拾おうとして事故に巻き込まれていた。
一方で、同時期に青信号の横断歩道を歩行中に交通事故に巻き込まれ死亡したのは112人で、交通事故死全体の13%に相当する。米道路交通安全局(NHTSA)の集計でも、全米で15年に死亡した歩行者5376人の中で携帯電話を使用していたのは12人で交通事故死全体の0.2%だった。
DOTは17年、携帯電話の使用が歩行者に与える影響を調べる目的でクイーンズ区の3つの交差点に調査員を派遣。注意散漫になっている歩行者は13%で、87%は信号に注意して渡っていた。DOTは調査結果を受け、「懸念はあるものの、歩きテキストが死亡やけがの主因になるという明らかな証拠はない」とした。
ニューヨークやニュージャージー州では現在、テキストしながら横断歩道を渡ることを禁止し、違反者には罰金を課す法案が検討されている。
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