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ANA(全日本空輸)は7日、マンハッタン区ローワーイーストサイドのピア36で、国際線の成田・羽田からニューヨーク線に新たに導入する新型シートのお披露目イベントを開催した。
新型シートは、エコノミーからファーストクラスまで全てのクラスで導入。この日は、「新たな移動空間の提供」をテーマに設計されたビジネスクラスの「ザ・ルーム」を中心に紹介した。「ザ・ルーム」は、全座席にドアを設け、個室感覚を強調。ゆったりとした座席には4K解像度の24インチモニターが付くなど、空の旅を一層快適に過ごせるように工夫が随所に凝らされている。
「ザ・ルーム」が設置されるボーイング777-300ER(トリプルセブン)型機は現在、26機が稼働中。その中で、新型シートがあるのはロンドン、ニューヨーク、フランクフルトと東京間を往復する4機のみ。2020年3月までには羽田および成田からジョン・F・ケネディ空港を往復する全便に採用する計画だ。
当日は、新型シートを会場内に再現。来場者が実際に座り心地を体験できるブースも設けた他、すしやたこ焼き、ラーメンなどの屋台も出店。屋台には長い列ができた。また、日米で活動するDJでミュージシャンのスティーブ・アオキさんがBGMを流し、会場は大いに盛り上がった。
ANAの上席執行役員で米州室長でニューヨーク支店長の服部茂さんは同紙に、「新しい座席は特に女性客に配慮した。自宅にいるような感じでくつろいでもらえると思う」と自信をのぞかせた。

イベントで挨拶をする服部さん(photo: Rina Fujimaki / 本紙)
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