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ニューヨーク市で、受刑者1人当りにかかる経費が年々増加していることが分かった。ウォール・ストリート・ジャーナルが、スコット・ストリンガー市会計監査官が発表した報告書を基に8日、報じた。
報告書によると、今年6月末までの1年間の調査で、受刑者にかかる費用は1日当り約925ドル(約10万円)と過去最高だった。また、受刑者1人当たりの年間費用も33万7524ドル(約3670万円)と、499ドル(約5万4200円)だった2014年から85%増加していた。同会計監査官は、職員の残業代や人件費の増加が経費増大につながったと分析している。
一方、受刑者の数は、2009年の1万3362人から今年は7938人に減少していることも判明。市矯正局の予算は昨年と比べて約6000万ドル(約65億円)削減されており、予算削減やライカーズ島刑務所の閉鎖、2020年から始まる軽罪および暴力事件の被告の保釈金撤廃などの司法改革で、今後さらに刑務所内の受刑者の数が減少する見込み。
市矯正局の広報官は同紙の取材に、刑務所の人口が減少傾向になった反面、保釈対象から外れた重罪での受刑者が刑務所に残るようになったことと、以前よりも職員や看守が受刑者の暴力問題の対応に追われていることが、残業代や人件費の増加につながったと話している。

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