ニューヨーク市で過去数年間、減少傾向だった交通死亡事故が昨年、急増していたことを受け、市は速度違反や信号無視を繰り返す「無謀ドライバー」を対象に、より踏み込んだ対策を計画している。ニューヨークタイムズが10日、報じた。
市議会で今週、承認が見込まれている条例案では、交通監視カメラが捉えた違反の回数により、「無謀ドライバー」と評価された場合は、罰金ではなく、安全運転のための講習の受講や車両の押収などで対応する。可決した場合は、全米で初めての試みとなる。
3年間の試験的プログラムとして開始される計画では、交通監視カメラにより1年間に信号無視を5回あるいは速度違反を15回捉えられ、違反召喚状を発行されたドライバーは、市交通局(DOT)が実施する講習を受講することが義務付けられる。受講を怠った場合は、車両を押収される可能性もある。
交通監視カメラが捉えた違反は車両の所有者に送付されるため、個人の免許証記録にはカウントされない。同条例では、実際に違反を犯したドライバーが受講を拒否した場合には、車両の所有者が安全運転講習を受講しなければならなくなる。
DOTによると、違反を繰り返しているのは市に登録された車両、約200万台の1%以下に当たる5000台。これら5000台のドライバーが講習の受講対象になることが予測されている。
安全講習や車両押収で対応 監視カメラ捉えた常習違反者
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