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ニュージャージー州エセックス郡リビングストンにある、発達障害をもつ子どもや体の不自由な子どもが体験しながら実生活を学べる模擬都市「ライフタウン」について、ニューヨークタイムズが9日、報じた。
5万3000平方フィート(約4924平方メートル)の施設の中には、スーパーマーケットや劇場、歯科医など15軒が並ぶ。道路には信号機もある。子どもたちは銀行で10ドルほどのお金を引き出し、隣の食料品店でお菓子を買ったり美容室でマニキュアをしてもらったりする。
ライフタウンの常連、自閉症のケネス・コーフマンさん(15)の体験学習に対応する「店員」は、感情の起伏が激しく音に過敏な自閉症児について訓練を受けたボランティアだ。代金と引き換えにジュースをコーフマンさんに渡し、ストローをジュースに突き刺すのを手伝う。コーフマンさんが疲れたら、照明を落とした休憩室で休ませる。
ライフタウンは、1997年から特殊教育に携わり、障害児の家族の苦闘を目の当たりにしてきたトバ・グレアムさんと、その夫で、ユダヤ教指導者・教育者のザルマンさん夫妻が発案。2700人から寄付を集め、1900万ドルをかけ昨年9月にオープンした。1回の料金は最高35ドル。誰でも利用できる。
自閉症児を支援する非営利団体の責任者、スザンナ・ブキャナンさんは子どもたちに、「根気強く訓練を重ね、実生活の起点にしてほしい」とエールを送っている。
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