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ニューヨーク市タクシー・アンド・リムジン委員会(TLC)のミーラ・ジョシー委員長は15日、アウターボロータクシー(通称グリーンキャブ)の免許証(メダリオン)に関し、「追加発行を行うには時期尚早と考えており、実現には時間がかかる」との見解を述べた。
マンハッタン区以外のタクシーサービスを強化する目的で昨年導入されたグリーンキャブは、現在5000台以上が営業を行っており、来月12日には新たに6000件のメダリオンの追加発行が予定されていた。
今回、時期尚早とした理由についてジョシー氏は「乗客、運転手、イエローキャブ業界など、さまざまな関係者の意思統一を図る必要があるため」であると説明した。
グリーンキャブはブルームバーグ前市長の後押しがあり実現したが、当時の市政監督官であったビル・デ・ブラシオ現市長は強硬に反対を唱えていた。また同氏は選挙キャンペーン中にイエローキャブ業界から35万ドル以上の献金を受けており、市長着任後はグリーンキャブ賛成派であったTLCの前委員長を退任に追い込んだ。
最新の調査では、グリーンキャブは利用者から歓迎されており、イエローキャブの営業に支障も出ていないことが判明している。
なお、16日には市と同委員会双方が、今秋までに追加発行を行う手続きを早めることを発表した。
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