絵文字でルームサービス MHのホテルが新サービス開始

 マンハッタン区ウォール街にあるホテルが、電話の代わりに絵文字を送信するだけでルームサービスを頼める新しいサービスを開始した。
 今回、ホテル「アロフト(Aloft)」が始動したシステム「TiGi」は、従来の電話サービスとは違い、絵文字をテキストメッセージで送るだけでルームサービスが頼めるというもの。例えば、クッキーの絵文字を送ると「軽食セット」として、コーンチップスとチョコレートバー、ブラウニー、コーラのセットが届けられる。観光客にお勧めの10ドル分のメトロカードとニューヨーク市の地図、ドリンク2本がセットになった「ツーリストセット」は“自由の女神”の絵文字を送信。そのほかにもバスタブとシャワーの絵文字でバス用品、薬の絵文字は「二日酔いセット」などが用意されているという。
 「われわれは常に進化を求めており、フロントに電話をかけずに絵文字1つでルームサービスが頼める手軽さは、利用客にも喜んでもらえると思う」と広報担当のページ・フランセス氏は述べている。
 同様のサービスは州内の他のレストランでもカクテルの注文に使われるなど、ホスピタリティ業界で徐々に浸透しており、今後ますます人気が高まっていきそうだ。

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