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17日付のウォールストリート・ジャーナルによると、ニューヨークのマイケル・ブルームバーグ前市長が世界保健機関(WHO)の非感染性疾患撲滅運動に取り組むグローバル大使に任命されたことが分かった。
非感染性疾患とは、がんや心筋梗塞、糖尿病のほか、喫煙、飲酒、肥満などが原因でなる病気。WHOによると非感染性疾患が原因で亡くなる人は、世界で年間4300万人ほどおり、全死因の8割を占めて第1位となっている。しかし、世界の医療向け基金は、非感染性疾患にはわずか2%しか供与されておらず、WHOの大使に任命された前市長には非感染性疾患の予防に取り組むための援助を、世界各国の政府や企業に求めることが期待される。
前市長は命を受け、「世界の健康問題に貢献する機会をいただき、光栄」と話したという。これまでにも、市長時代からタバコの税金を上げ、同市内のレストランでトランス脂肪酸の使用を禁止するなど、市民の健康を促進する取り組みを数多く採択してきた実績があり、今後は世界規模でタバコ税の導入や、健康的な食生活を推進していく。
WHOによると、大使の任期は2年。その後は成果によって更新を打診する場合もあるという。

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