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18日付のニューズデイによると、ブロンクス区に住む女性アーティストによる、ごみの芸術を集めた回顧展「メンテナンス・アート」が、同日からクイーンズ区のクイーンズ美術館で開かれている。
街中のごみを拾って美化に協力することが、ミエレス・レーダーマン・ユケレスさんの「芸術」だ。1970年代からごみに興味を持ったというユケレスさんは、「セレブや金持ちにばかり目がいって、私たちの生活を支えてくれる人たちの存在を忘れがち」と語る。1983年の作品には、ごみ収集車に鏡を取り付けた「社会の鏡」がある。「鏡に映る自分を見て、自分たちの一部がごみとして収集車の中に入っていくということを理解して欲しかった」と作品の趣旨を説明する。
「彼女は、社会問題をテーマに取り上げるアーティストの先駆け的存在」と評価するのは、同美術館のローラ・レイコビッチ館長。市公衆衛生局のキャシー・ガルシア局長も「ごみ収集に携わる職員の尊厳とモラルをこれまでにないほど高めてくれた」と称賛する。
30年前の作品で、ごみ収集に使うグローブを何千と集めて作られた記念アーチも修復され、展示される。この回顧展は、来年2月19日まで開催される予定だ。
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