2017年2月1日 NEWS DAILY CONTENTS

NY市でモスクの警備強化 カナダでのテロ事件を受けて

 30日付のNBCニューヨークによると、29日にカナダのケベックシティーで起きたモスク(イスラム教礼拝所)の銃乱射事件を受けて、ニューヨーク市警察(NYPD)は、市内のイスラム教関連施設の警備を強化すると発表した。
 この乱射事件では、モスクで夜の礼拝を行っていた約50人のうち6人が死亡、重軽傷者も十数人に上っている。カナダのトルドー首相は、「イスラム教徒に対するテロ行為」と非難した。
 これにいち早く反応したのは、ビル・デ・ブラシオ市長。事件当日の午後7時には、「ケベックシティーのために祈り、一丸となって立ち上がらなければならない」と、さらに同11時には、イスラム教徒のニューヨーカーに向けて、「ニューヨーク市とNYPDは、あなたを守り抜く。憎悪や偏見とは断固戦うつもりだ」とツイッターに投稿した。さらに、「全てのニューヨーカーは、用心を。不審物を見つけたらすぐに通報を」と呼び掛けた。
 これに呼応してNYPDは、29日の夜からマンハッタン区3番街と97丁目の角にある「イスラム教文化センター」など、市内にあるイスラム教関連施設にテロ対策の緊急対応部隊を配備した。

イスラム教文化センター(photo: Sousi4)

イスラム教文化センター(photo: Sousi4)

RELATED POST