またバスにひかれ死亡 サイクリスト、チェルシーで1週間に2人

 【18日付ニューヨークタイムズ】マンハッタン区チェルシーで18日、自転車に乗っていた80歳の男性がバスにひかれ死亡する事故が起きた。同地域では12日にも同じようにバスと自転車の接触事故が発生し、自転車シェアサービス「シティバイク」を利用していた36歳の男性が亡くなったばかり。
 18日午後1時30分ごろ、同区29丁目と7番街を走行していたマイケル・マモウカキスさんは右折しようとしたところバスと接触し、搬送先のベルビュー・ホスピタル・センターで死亡が確認された。
 マモウカキスさんは金融街で長年にわたり靴修理業を営んでいたが、米同時多発テロ発生後に店をたたんでからはハイキングや料理、サイクリングなどの趣味にいそしむ毎日を送っていた。家族によると、天気の良い日は毎日のようにサイクリングを楽しんでいたという。事故当日も近所に住む弟のジョージさんから「コーヒーを飲もう」と誘われたが、それを断ってサイクリングに出掛けた。
 今年に入ってからこれまでに自転車に関連した死亡事故が5件起きており、マモウカキスさんは6人目の犠牲者となった。市は注意を呼び掛けると同時にバスの運転手に対して刑事責任を問うことができるかどうかを議論している。

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