【4日付ゴッサミスト】汚職関連記事を扱う非営利メディア、プロパブリカが中心となりこのほど、ブロンクス区の民間ごみ収集業者、サニテーションサルベージにつての調査報告「ザ・レングシー・エクスポーズ」を発表。危険な労働環境や賃金搾取の実態に迫っている。
同社のごみ収集車は過去半年間に人身事故を2件起こし、作業員1人と通行人1人が死亡している(本紙5月10日号既報)。しかし、営業許可が停止されることなく現在も営業を続けている。同社を経営するのは地元の有力者で政治家とつながりがあるスキティエリ一家。調査を担当した記者のキエラ・フェルドマンさんによると、公文書や従業員への取材から、一家が作業員を1日18時間以上働かせ、賃金搾取をしていたことが判明したといい、「非道な経営者」と非難している。
事故を受け先月、ニューヨーク市公衆衛生委員会の会長を務めるアントニオ・レイノソ議員(民主)が発起人となり、ごみ収集業者を監視するマンハッタン区のビジネス保全委員会(BIC)前で、同社の営業許可停止を求めて抗議デモを行った。しかし、一家は地元の商業理事会や民主党クラブで権力を握っているため、廃業に追い込めないのが現状だという。犯罪組織と関わっているとのうさわもある。BICのダニエル・ブロウネル委員長は先月の事故後、「同社については調査中」とゴッサミストに話している。
市では、一般ごみを市営業者が、商業廃棄物を民営企業が収集する。
人身事故後も営業、影に権力 ごみ収集業者の実態調査で
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