2018年10月10日 NEWS DAILY CONTENTS

ノーベル経済学賞にNYU教授 内生的成長理論、確立と発展に寄与

 【8日付ビジネスインサイダー】スウェーデン王立科学アカデミーは8日、2018年のノーベル経済学賞をニューヨーク大学(NYU)経済学部教授のポール・ローマー氏(62)に授与すると発表した。イノベーション(技術革新)が持続的な経済成長を生み出すとする「内生的成長理論」の確立と発展への貢献が評価された。
 同理論では、継続した経済成長をもたらす最大要因は人であるとし、ローマー氏は2015年のブログで、「現存する物に改良を加え価値を増大させることが、最も基本的な経済成長につながる」と主張。通信システムの改良や新薬の開発、環境問題解決への提案など、新たなアイデアが成長につながるとする同理論の原則を活用すれば、世界中で起きている問題にも迅速に解決できるとした。
 そのためには、新しいアイデアに対して報酬が支払われる社会、研究や開発を下支えする政策、適切な教育、規律正しく競争力のある商品およびサービス市場の維持が必要だと主張している。
 マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏も同様に、新しいアイデアをもって迅速に対応することで、世界の最も差し迫った問題を解決できると主張してきた。
 温室効果ガスの排出に課税する「炭素税」の提唱者、エール大学経済学部のウィリアム・ノードハウス教授(77)も同時受賞した。

ローマー氏。NYUのフェイスブックより

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