【15日付ウォール・ストリート・ジャーナル】インターネット通販大手アマゾン・コムが「第2本社」の建設地をクイーンズ区のロングアイランドシティー(LIC)に決めたことで、同地域の学校に通う生徒の保護者らは、既に定員超過の同区の学校の過密化がさらに進むことを懸念している。
市学校建設局(NYCSCA)の2018学年度春季の報告書によると、同区の学校には定員の108%に当たる28万5000人の生徒が在籍。2016年から17学年度の記録に基づくと、定員超過をなくすために同区の6つの学区で新たに2万8000席以上が必要だという。
市教育方針委員会のクイーンズ区代表を務めるデボラ・ディリンハムさんは、「区内では既に生徒の受け入れ先を探すことと、新たな学校を建設することに悪戦苦闘している」と、生徒数が増えることを心配。「第2本社建設なんて、区民全員が歓迎しているとはいえない」と苦渋の顔だ。一方で、保護者や教員の中にも、公立高校の生徒のインターンシッププログラムなど、同社が地域への貢献として約束した「労働力開発」に期待する人もいる。
同社は新規雇用予定の地域住民の数や、区外から同地域に子どもと一緒に移住する従業員数などを明らかにしていない。ただし、第2本社の敷地内または周辺で、定員600人の学校が建設できる敷地を提供すると約束している。(関連記事6面)
学校のさらなる過密化を懸念 アマゾン「第2本社」建設で
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