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ニューヨーク大学(NYU)医学部は11月28日、皮膚科の准教授、伊藤真由美博士の研究チームが、損傷を受けた皮膚での発毛実験に成功したと発表した。
外傷ややけど、けがなどにより損傷を受けた皮膚に毛髪を発育させることは、医学の分野では確立されていなかった。しかし伊藤博士は成熟した皮膚に信号を送り胚の状態に戻すことで、新たな毛包を発育させることに成功した。
11月発行の学術誌「ネイチャーコミュニケーションズ」で発表された研究結果によると、皮膚に損傷を受けた実験用ネズミの全てで、実験開始から4週目で毛の再生の端緒がみられ、9週目には毛根や毛管が確認できたという。
伊藤博士によると、幹細胞の制御に関わる「ヘッジホッグ伝達経路」を使って線維細胞に刺激を与えることで、毛髪の成長を引き起した。今後は損傷した皮膚だけでなく、年齢などにより毛髪を失った頭皮にも、発毛を促すことを目標としているという。NYUによると伊藤博士は2003年に名古屋大学理学研究科を修了後、大手化粧品会社の研究所に入社、毛包再生の研究に携わってきた。

伊藤博士。NYUの
公式ホームページより
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