ニューヨーク市を拠点に活動する五大イタリア系マフィア「マフィア5家(ファイブファミリーズ)」のうちの1つ、ガンビーノ一家の「ボス」、フランシスコ・カリ氏(53)が13日、スタテン島トッドヒルの自宅で殺害された。市内でマフィアの首領が殺害されたのは1985年以来初めて。ニューヨークタイムズなどが伝えた。
同紙によると、市警察(NYPD)は13日午後9時20分ごろ、同島トッドヒル地区で銃撃があったとの通報を受け、現場に急行。カリ氏は銃弾6発を浴びて倒れており、近くの病院に搬送されたが死亡が確認された。青いピックアップトラックが現場から去っていったとの情報をあるという。近所の住民(58)は同紙の取材に、「7発の銃声が聞こえた」と話した。
ガンビーノ一家は一時、米国最大の犯罪組織として君臨。1986年から首領となったジョン・ゴッティは92年に殺人や恐喝、不法賭博や脱税などで有罪となり、恩赦なしの終身刑の判決を受け、イリノイ州マリオンの連邦刑務所に収監。2002年に喉頭がんにより61歳で死亡している。ゴッティは1985年、当時の首領、ポール・カステラーノをマンハッタン区ミッドタウンのスパークス・ステーキ・ハウス前で手下を使って暗殺、成り上がったとの経緯がある。
「マフィア5家」は、ガンビーノ一家の他にボナンノ、コロンボ、ジェノビーズ、ルッチェス一家がある。昨年10月にはボナンノ一家の構成員、シルベスター・ゾトラ氏(71)がブロンクス区のマクドナルドで射殺された。
マフィア首領、スタテン島で射殺 ガンビーノ一家のカリ氏
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