エスカレーター32基中正常は3基 開業3年目、2番街のQ線3駅で

 マンハッタン区2番街の地下鉄Q線の3駅で、エスカレーターが多頻度で故障している。ニューヨーク都市交通局(MTA)のキャロリン・ポコニー監査長官が15日、監査結果をまとめた文書を公開した。
 同文書はポコニー氏が11日付で、ニューヨーク市交通局(NYCT)のアンディー・バイフォード局長に宛てたもの。Q線の72丁目および86丁目、96丁目の3駅が開業した2017年1月から昨年3月までの間で、3駅に設置された32基のエスカレーターのうち、正常稼働率95.2%以上というMTAの基準を満たしていたのはわずか3基だった。72丁目駅にある1基では、2017年の第4四半期、およそ2日に1回のペースで故障していた。
 文書はまた、シンドラーエレベーターが設置・管理を受け持つ72丁目駅の10基は、別の2社が設置・管理を行う86丁目および96丁目駅の22基に比べて著しく性能が劣っていることも確認。シンドラーは18年上半期に、必要とされる整備の33%しか行っていなかったという。
 ポコニー氏はNYCTに、同3駅のエスカレーター故障の根本的原因の究明と請負業者への責任追及を提案した。