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マンハッタン区サウス・ストリート・シーポート、ブルックリン橋のたもとにある老舗レストラン&バー、ブリッジカフェは、2012年にニューヨーク市を襲ったハリケーン「サンディ」の被害を受けて閉鎖されたままだ。再開に向けて奮闘する店長の姿を22日付ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。
店があるのは1794年建造の歴史的木造建築の一角。かつては海賊たちの溜まり場で、賭博場や売春宿として使われていたこともあるという。1979年にジャック・ウェプリンさんが購入し、ブリッジカフェとして創業。コッチ元ニューヨーク市長(1924〜2013年)をはじめ、80年代にゴシップ紙をにぎわした著名人の行きつけの店として親しまれた。「幽霊が出る店」として話題になったこともある。
その後、ジャックさんの息子のアダムさん(54)が店を引き継ぎ営業。しかし「サンディ」の直撃を受け店は5フィート(約1.5メートル)の高さまで浸水、営業できなくなった。当初は2カ月で再開できると踏んだが、修復は難航。数十万ドルをかけ改築もしたが、市の消防法に合格するためにはさらなる改善が必要だという。
アダムさんはこれから復活に向けての作戦を建設業者や店舗経営の専門家と練るという。「この場所でもう一度挑戦したい。それで駄目なら諦める」。そのときには、開店時から店の窓に飾っているネオンサインを取り外すという。

ブリッジカフェの
公式フェイスブック
(@Bridge.Cafe1794)より
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