おうち時間をちょっと楽しくする 大石育子のくらしごと  11月 アトリエ・ド・イクコ・ニューヨーク

 

おうち時間をちょっと楽しくする
大石育子のくらしごと

 

 

 今年は2年ぶりにNYCマラソンが開催されました。レースに参加した友人がスタート前の臨場感あふれる画像を送ってくれたので、私もちょっとだけその場にいるかのような気分になれました。
2012年はハリケーン「サンディ」で、昨年も新型コロナウイルスの感染拡大で中止になりましたが、NYCマラソンが開催されるとニューヨークが元気だと実感できますね。

 

11月 アトリエ・ド・イクコ・ニューヨーク

 

トワルド・ジュイ柄やダマスク柄など、これまでさまざまな布を使って
デザインしてきましたが、ブラック&ホワイトが多い私のテーブルコーディネートに一番しっくりくるのが、モノトーンのティーコージーです

 

 今月は、暮らしの中でニューヨークスタイルを提案する私のサロン、アトリエ・ド・イクコ・ニューヨーク(Atelier de Ikuko New York)の小物たちをご紹介いたします。  なかでも紅茶を保温する際に使うハンドメイドのティーコージーは一番のお気に入り。中綿を厚くして保温性を高めたり、愛用のティーポットの大きさに合わせて作ったりできるのがハンドメイドのいいところ。日本人は、他人と同じものを求めたがる傾向がありますが、その人らしいテイストを少しでもプラスした方が、毎日の暮らしが楽しくなるように思います。

 

 

ソフトファニシングスのすすめ

 アトリエ・ド・イクコ・ニューヨークの大きな柱となっているのがソフトファニシングスです。ソフトファニシングスとは布を使ったインテリアのことで、主にヨーロッパで主婦の習い事として流行しました。

 インテリアにおける布の存在感は、実は圧倒的なものなのです。布の質感やデザイン、色や組み合わせ方など、布が創り出す空間の美しさを楽しむことは日本ではあまり知られていませんが、それこそがニューヨークで暮らしていた私にとっては自分のスタイルにピッタリとはまるもので、今では私の世界観を伝える重要な要素となっています。

 ニューヨークのサロンではソフトファニシングスのクラスを不定期に設けて、育子流のひと手間加えたセンスアップのアイデアを皆様にお伝えしてきました。日本でも先日、イベント用のテーブルコーディネートで、テーブルクロスとおそろいの布で作ったパンプキン=写真左上=がとても好評でしたので、日本の皆さまにもこの楽しさをお届けしていきたいと考えています。

 

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クラスでは、タッセルやティーマット、イースターの卵、クリスマスの時期にはリースやテーブルに飾るセンターピースの作り方を指導しています。写真上からポプリタッセル、クリスマスリースとテーブルセンターピースのアレンジメント

アトリエ・ド・イクコ・ニューヨークのソフトファニシングス製品は販売もしています。
ikukoのタグが目印です

 

 

今月のフィンガーフード

~ミニアメリカンドッグ~

 手軽にできておつまみにもピッタリ、そして見た目も可愛いフィンガーフード。今月は感謝祭やクリスマスのパーティーにぴったりのミニアメリカンドッグを作ってみましょう。ピックにリボンを結んだりマスキングテープで飾ったりすることで、おもてなし感が出て豪華に見えます。冷めてもおいしいのでぜひ試してみてください。

【材料】
・ミニウィンナー 12本  
・アメリカンドッグ用生地
*牛乳 40~50㏄
*ホットケーキミックス 150g
*卵 1個 
*砂糖 大さじ1 
*塩 少々  
・爪楊枝 12本 
・サラダ油 適宜
・飾り用リボン、ケチャップ、 マスタードなど

 

【作り方】
①爪楊枝にミニウインナーを刺しておく(プロセスチーズを一緒に刺したり、スライスチーズを巻いたりしてもよい。ただし、揚げるときに油はねしやすくなるので防止用のネットを使うなどして注意すること)

②ボウルにアメリカンドッグ用生地の材料を全て入れてよく混ぜ合わせる

③鍋にサラダ油を入れ、170℃まで温める

④①に②の生地を付けて揚げる。表面がキツネ色になってきたらころころと回して均等にこんがりと揚げる(衣は薄めに付けた方がよく揚がる)

 

今月使ったおすすめアイテム

ペーパーマット&サービングペーパー Kitchen Paper Collection by Cake Vintage 13ドル50セント~ Hester & Cookの価格

 テーブルコーディネートを素敵に演出してくれるケーキビンテージのペーパーマット。オンラインサイト、へスター&クック(https://hesterandcook.com)で購入できます。

 丸型はロゼッタ(Rosette)シリーズのサービングペーパーで、コースターサイズから写真のようにランチョンマット代わりになる大きなサイズのものまでそろっています。細長いタイプは、チーズを乗せたりフィンガーフードの下に敷いたりと大活躍。ランチョンマットサイズでメニューを書き込めるものもあるようですよ。テーブルクロスがなくても雰囲気が出ますし、紙なので汚れても安心ですね。

ジュリスカ(Juliska)の食器と合わせても
おしゃれに見えます

 

筆者:大石育子

インテリアコーディネーター、食空間プランナー、英国式紅茶インストラクター。日本フィンガーフード協会認定講師。食空間プロジェクト(FSPJ)認定サロン、初級ディプロマ発行校Atelier de Ikuko New York主宰。「東京ドーム・テーブルウェアフェスティバル」特別審査部門で2019、2020年と2年連続入選、2020年、テーブルウェア・コーディネート部門入選、特別審査部門・奨励賞受賞。日本クラブカルチャー講座講師。

https://lit.link/atelierdeikukonewyork

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