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精液で顔面麻痺など引き起こす
タンパク質でアレルギー、灼熱感や発赤も

ニューヨークポスト(16日付)が、精液アレルギー(HSP)を患うコロラド州ロングモントの女子大生、クロエ・ロウリーさん(18)の苦悩を取り上げた。男性の精液に含まれるタンパク質に対し、灼熱感や発赤などの極端なアレルギー反応を起こす。オーラルセックスは特に危険で、精液が顔に触れると、一時的な麻痺を引き起こすという。
英文学専攻で教授を目指すロウリーさん。初めての性交からまだ日が浅い頃、精液がついた部分の肌が発赤したことで、最初に異変に気づいたものの、その時はあまり気にしなかった。しかし、別の機会に口内に精液を含んだ際、一時的な顔面神経麻痺に陥った。顔の右半分が約3時間にわたり「ベルまひ」のように垂れ下がり、会話もできなかった。歯茎に麻酔注射を受けたような感覚で、それ以来、オーラルセックスは避けている。
たとえ少量であっても、腺分泌液でも、必ずアレルギー反応を起こし、症状は15分から1時間続く。精液が膣に触れると、麻痺ではなく灼熱感を覚え、炎症を起こす。ロウリーさんは、排尿や氷で冷やしたり、コンドームを使用したりするなどして対応している。全米の約4万人の女性がHSPを患っているとされるが、ロウリーさんの症状は大部分の患者よりも深刻である可能性が高い。研究によると、HSPは、アナフィラキシーを誘発することもあるという。
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