RELATED POST

ニューヨーク州のホークル知事は26日、幼稚園前の児童(プレキンダー)から12年生の教職員に生徒のメンタルヘルスを維持・向上するためのビデオを提供すると発表した。
ビデオは公共放送サービス(PBS)のWNETと州精神衛生局などが協力して制作。自殺予防、ストレスおよび不安感、自傷行為、小児期の逆境的体験、SNSなどをテーマに50種に及ぶ。生徒の立場からの問題分析や専門家のアドバイスを含み、教職員がどう対処したらよいかを戦略的に説明している。州内の教職員はPBS LerningMediaを通じてこのビデオを無料で入手できる。
ホークル知事は「教職員は生徒の心の健康維持・向上の最前線にいる。このユニークなビデオを活用して、学校やクラスで起こる問題を解決してほしい」とコメント。州精神衛生局のアン・サリバン局長も「子供の頃の精神衛生上の問題はのちの人生にも影響を及ぼす。教職員が生徒の問題を早期発見し、戦略的に対応してほしい」と話している。
9月は州の自殺予防月間。10月10日は世界メンタルヘルスデーでもある。米疾病対策センター(CDC)は先ごろ、10代の少女の約3分の1は2021年に自殺することを真剣に考えたとの調査結果を発表。社会的に排斥されがちな性的少数者の生徒の半分以上はメンタルヘルス不調を訴え、5人に1人が自殺を試みたとしている。ビデオのウェブサイトはこちら。(26日、ニューヨーク州政府発表)

RECOMMENDED
-
世界最強パスポートはどの国? 日本2位、アメリカは9位に
-
NYの「無賃乗車」対策にまさかのアイテム 地下鉄の改札に現れたのは?
-
「世界一繁盛」のトレジョはNYのここ レジ数、従業員数は平均の3倍
-
NYの「トイレ難民」がさらに増加? スタバがトイレの無料開放を廃止
-
連載『夢みたニューヨーク、住んでみたら?』 Vol.6 日本のトイレにあったアレ
-
NYで最も家賃が高い地区は?「高級エリア」と「注目エリア」が全く異なる結果に
-
移民の権利、まず「ドアを開けないで」 取締官への対応策を知ろう
-
連載『夢みたニューヨーク、住んでみたら?』 Vol.5 アメリカには存在しない便利アイテム
-
クイーンズ·リッジウッド、2年連続首位 NY市の「住みたい地区」トップ10
-
変わった “おにぎり” がNYで流行 ビジュ重視なニューヨーカーを虜に「当時はそこまで認知されていなかった」