移民受け入れでリモート学習に NYの高校、保護者は反発

 

移民受け入れでリモート学習に

NYの高校、保護者は反発

 

難民が避難したジェームズ・マディソン高校

 

「ニューヨークの高校生たちに、こんな仕打ちをするのは許せない。別の解決策を考えなければいけない」。

ニューヨーク市内で、中南米やアフリカから流入してきた移民らの数が依然として膨れ上がっていることを受け、校舎に収容することによって、リモート学習を余儀なくされる高校生たちがいる。保護者は激しく反発し、不満を募らす。

ニューヨーク市当局は10日、数千人に上る亡命希望者を強風と雨から守るため、同校に移動させるという決定を下した。前日の9日、同校の外には、暴風雨が吹き荒れる中、1900人の移民を一時的に体育館と講堂に避難させるスペースを確保するべく、授業をオンラインにすべきか否かを巡って、保護者や地域のリーダーたちが集い、議論が行われた。

ある住民は「こうなることはわかっていたはずだ。こうした事態が起こることを認識していたはずだ」と述べ、アダムズ市長を非難。学校はシェルターとして使用されるべきではないと攻勢を強めた。市当局は、亡命希望者を保護するため、同校を再び使用することはないとの認識を示す。ただ、今後の展開次第では、こうした意向も揺るぎかねないとの見方が生じており、成り行きが注目されている。(10日、CBSニューヨーク

 

 

ニューヨークの最新ニュース一覧はこちら←

 

 

タグ :