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メニューの値上げにより、マクドナルドの客離れが進んでいる。ビッグマックのコンボミールが17.59ドル、フライドポテトとソーダが付いたクォーターパウンダー・チーズ・ベーコンミールが19ドルする店舗もあり、インフレに辟易する客を遠ざけている。
同社のクリス・ケンプジンスキー最高経営責任者は5日、ウォール街のアナリストとの収支報告で、年収4万5千ドル以下の低所得者層のほとんどが、マクドナルドから離れたのを認めた。直近四半期の世界の既存店売上高は3.4%増にとどまり、ウォール街が予想していた4.7%増には届かなかった。この原因を、主にメニューの値上げによるものだと説明した。先週、コネチカット州にある店舗で、エッグマックマフィンに7.29ドル、サイドメニューのハッシュブラウンに5.69ドルを支払った客は「法外な価格設定だ」とSNSで非難した。
外食調査会社テクノミック社によれば、マクドナルドの2023年の値上げは業界全体の平均値7.6%を上回っていた。同社のフランチャイズオーナーは、保険、設備、人件費の高騰で経営が圧迫されていると嘆く。専門家は、全国で最低賃金の引き上げが実施されれば、ファストフードの価格はさらに上昇すると警告している。(6日、ニューヨークポスト)
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