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アメリカ国内のいくつかの空港の保安検査場で導入されている、顔認証システムに対する旅行者の懸念が高まっていることを受けこのほど、米運輸保安局(TSA)が声明を発表した。メンズジャーナルが17日、伝えた。

TSAが長年にわたり使用してきた「Credential Authentication Technology(CAT)」は、旅行者の身元と搭乗便の詳細の確認のために使用されてきたが、新たに導入されたCAT-2には、旅行者のリアルタイム写真を撮影するカメラが追加されている。このシステムは、既に全米84の空港で導入されており、今後数年間で400を超える空港に拡大される見込みだ。
ただ、撮影された顔写真がどのように処理されるかを懸念する旅行者もおり、ハフポストは最近の記事で、顔認証システムの利用を拒否するよう旅行者に呼びかけた。旅行者には、顔写真の撮影を拒否する権利がある。
これを受け、ペンシルベニア州とデラウェア州のTSA連邦セキュリティーディレクターのジェラルド・スペロ氏は記者会見で「この技術は、保安検査場で使われる偽造ID(運転免許証やパスポートなど)の検出能力を向上させ、旅行者の身分を自動的に確認することで効率性を高めるためのもの。ID所持者が本人であることを確認することだけに使われる」と説明した。TSAによると、キオスクで撮影された顔写真は身分証明書の画像と照合され、一致した場合は例外を除き(写真は)破棄されるという。
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