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6月30日付の医学誌ネイチャーメディシン(Nature Medicine)に発表された、食事と重大な疾患との関連性を調べた新たな研究結果を受け、栄養学の専門家らは、加工肉の摂取はたとえ少量でも健康に害を及ぼし、食べても“安全な量”など存在しないことを裏付ける強力な証拠となったと指摘した。加糖飲料やトランス脂肪酸の摂取においても、健康へのリスクの上昇が見られた。CNNが3日、伝えた。

同研究は、加工肉、加糖飲料、トランス脂肪酸の摂取と、2型糖尿病、大腸がん、虚血性心疾患のリスクとの関連性を分析した60件を超える過去の研究データを分析したもので、これによると、加工肉(ソーセージなど)を1日1本摂取する人は摂取しない人と比べて2型糖尿病のリスクが11%高く、大腸がんのリスクが7%高かった。また、1日あたり約355mlの加糖飲料を摂取する人は、2型糖尿病のリスクが8%高く、虚血性心疾患のリスクが2%高く、摂取量が少量であっても、これらの疾患の発症リスクは上昇していた。
ハーバード大学の臨床疫学と栄養学の准教授は「リスクの増加は一見控えめで関連性が弱いように見えるが、実際のデータを見るとその一貫性と強さは驚くべきもので、摂取量が少量でも病気のリスク増加が確認できる」と指摘。英ケンブリッジ大学の栄養疫学部長は、「加工肉に“安全な量”などないことをデータが示している」と強調した。
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