2026年3月18日 NEWS DAILY CONTENTS

アメリカで空港閉鎖のおそれ…政府シャットダウンで大混雑、旅行者に警告 

32日目を迎えているアメリカ政府機関の一部閉鎖により、米運輸保安庁(TSA)の空港保安官5万人がこの1カ月間、無給で勤務を強いられており、TSAの代理副長官アダム・スタール氏は17日、FOXニュースの番組「Fox and Friends」で、予算を巡る対立がこのまま続けば、保安要員の不足により今後数週間のうちに一部の小規模な空港が閉鎖を余儀なくされる可能性があると述べた。同日付のCNBCが伝えた。

この期間、空港には通常より早めに到着するようにしよう。写真はイメージ(photo: Unsplash / Dillon Wanner)

マイク・ジョンソン下院議長(共和)は17日、空港は「限界点に達しつつある」と警告。政府の一部閉鎖は旅行に支障を来たしており、春休みの旅行シーズンが本格化する中、国内大手航空会社のCEOらが早期の終結を求めている。

国土安全保障省(DHS)によると、TSA職員の欠勤率は通常2%未満。ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港、ジョン・F・ケネディ国際空港、ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港(テキサス州ヒューストン)の各空港では、2月14日の予算期限切れ以降、欠勤率が約20%に達している。DHSによると、政府機関閉鎖期間中に366人のTSA職員が退職した。15日、16日には、ヒューストンで欠勤率が50%を超え、ルイ・アームストロング・ニューオーリンズ国際空港とアトランタ国際空港でも30%以上となり、旅行者は2時間以上も列に並ぶ事態となった。

政治の道具化する空の旅、航空会社CEOら反発

民主党が要求した移民取り締まり改革を巡る合意が不調に終わり2月13日、DHSの予算は失効。TSAへの資金提供を巡り12日行われた両党の取り組みのいずれも失敗に終わった。上院は18日正午、会期を再開したが、政府機関の再開に向けた投票は現時点で予定されておらず、解決の道筋は不透明だ。43日間に及んだ昨秋の政府機関の閉鎖では航空便の運休が広範囲にわたり発生、連邦航空局(FAA)は主要空港での便数を10%削減するよう命令した。航空会社のCEOらは「政府機関の閉鎖で、またしても空の旅が政治の駆け引きの道具にされている」と怒りをあらわにしている。

航空各社は、今年の春の旅行シーズンが過去最高を記録すると見込んでおり、利用客数は1億7100万人に達し、昨年の同2カ月間と比較して4%増加すると予想。一部の空港では多数のセキュリティーチェック(保安検査場)を閉鎖しており、また、給与が支払われていないTSA職員が食料やその他の生活必需品を購入できるよう、資金調達に取り組んでいる空港もある。

チェックインは3〜4時間前に

TSAは、ニューヨークおよびニュージャージー州の主要空港を利用する旅行者は普段よりもかなり早めに空港に到着することを推奨している。

国内線: 出発予定時刻の3時間前までに到着

国際線: 出発予定時刻の4時間前までに到着

                       
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