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京都大学大学院医学研究科附属がん免疫総合研究センター(CCII)の茶本健司教授が4月25日、マンハッタンで講演を行い、ノーベル賞研究として知られる「PD-1阻害薬」の進展と、その“次の時代”のがん免疫研究について語った。

2018年度のノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑(ほんじょ たすく)教授の研究を基に開発されたオプジーボ(Opdivo)やキイトルーダ(Keytruda)は、免疫細胞にかかった“ブレーキ”を外し、体本来の力でがんを攻撃させる治療法。従来は治療が難しかった進行がん患者の生存率を大きく改善し、現在では肺がんや悪性黒色腫(メラノーマ)などがんの治療に幅広く使われている。

一方で、患者のおよそ半数には十分な効果が得られないことも課題となっている。茶本教授は、その原因の一つとして免疫細胞そのものが“疲弊”してしまう問題を挙げた。特に加齢や抗がん剤治療によって、免疫細胞の働きは弱まりやすいという。

そこで現在、注目されているのが細胞のエネルギーを作る「ミトコンドリア」の研究だ。講演では、高脂血症治療薬ベザフィブラート(Bezafibrate)や、抗老化物質として研究が進む「スペルミジン」を使い、免疫細胞を“元気にする”ことで治療効果を高める研究が紹介された。動物実験や肺がん患者を対象とした初期臨床試験では有望な結果も報告されている。
茶本教授は、「今後は、これまで免疫治療が効きにくかった高齢の患者や進行がん患者にも効果を広げていける可能性がある」と説明。老化や代謝、腸内環境なども含めた“次世代のがん治療”研究が進んでいると期待を込めた。

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