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NY州の銃携帯規制は違憲
連邦最高裁が判決 知事や市長は批判的


連邦最高裁は23日、拳銃を隠し持つことを規制するニューヨーク州法を6対3で違憲とする判決を下した。同日、ゴッサミストが報じた。
州法では、拳銃を隠して携帯する際に「自己防衛に特に必要」であることを明らかにして特別許可を得なければならない。多数意見はこれが合衆国憲法修正第2条に反すると判断。「通常の自己防衛の必要」があれば十分だとした。さらに、特別許可を与える地元の判事や警官にあまりに幅広い自由裁量権を与えていると指摘。客観的基準を設けるよう説いた。民主党派判事3人の少数意見は「ニューヨーカーの安全を守るための許可に関する州法は合理的」としている。
この判決は即発効するわけではない。多数意見は下級審の判決をくつがえしており、「適切な手続きを経る」よう求めている。州政府関係者も現在の規制は自動的に消滅しないと説明している。ただし、人口密度の高いニューヨーク市内でも、拳銃携帯者が増えることは確か。地下鉄やバスなどでは銃を含む武器の持ち込みを禁止しているが、警官及び「許可を受けた者」は例外としており、懸念される。この判決に、ホークル知事やアダムズ市長は批判的。多数意見は、学校などの「配慮が必要な場所」は別扱いとしており、その解釈をどこまで拡大できるかが注目される。
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