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NY市の下水から小児麻痺のウイルス
保健局はワクチン接種を強く推奨


ニューヨーク市保健局は11日、市の下水から小児麻痺のウイルスが検出されたと発表した。12日、タイムアウトが報じた。
バセット局長は「下水から検出されたのは、憂慮すべきことだが、驚くべきことではない」と指摘。「州保健局と協力して、状況把握に努めている」と続けた。ニューヨーク州ロックランド郡で数週間前、男性が小児麻痺に感染したことが明らかになった。小児麻痺ウイルスはヒトの神経系統に達し、筋肉弛緩や麻痺を起こす。死に至ることもある。便や唾液を介して感染するため、手をよく洗うことが大切。疲労、発熱、頭痛などカゼに似た症状が出る。潜伏期間が30日に達することもあり、この間感染の可能性がある。
保健局はワクチン接種を強く推奨している。ワクチンの有効性は99%だ。市内では2019年からワクチン接種率が低下しており集団感染や重症化が懸念される。小児麻痺ワクチンに関しては、州が就学時の必須予防接種に含めており、6カ月〜5歳の子供の86.2%が3回の接種を済ませている。ただし、ブルックリン区ウィリアムズバーグ、ベッドフォード・スタイベサント、マンハッタン区バッテリーパークシティでは56〜65%と接種率が低い。未摂取の場合は、かかりつけの小児科医または市の行政総合ダイヤル(311)に連絡を。
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