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レイプの法規を拡大する法案に署名
ホークル知事「司法制度を総動員」

ニューヨーク州のホークル知事は30日、従来の犯罪法規を拡大する「Rape is Rape Act(強姦は強姦法案)」に署名した。9月から施行される。強姦の定義を一段と広げ、口や肛門への性器挿入も有罪の根拠とする。州議会はこれまで、度重なる審議が繰り広げられてきたものの、昨年末まで上院で過半数の支持を得られなかった。
「卑劣で恐ろしい行為について、ありのままに告発することで、被害に遭った人たちは自らの力と尊厳を取り戻すことができる。強姦を犯した人間が相応の罪に問われるよう、司法制度が持ちうる力を総動員して支援する」。ホークル氏は、被害に遭った女性を全力で支える意向を強調した。
これまでの法律では、膣以外の挿入は犯罪の構成要件から除外されていた。法案の共同提出者の一人、ブラッド・ホイルマン=シガル州上院議員(マンハッタン区選出)は声明で「強姦が、強姦であることは単純明快だ。ニューヨーク州では、強姦という暴力行為を犯した人間の責任を追及するにあたって、制限することはあり得ない」と述べた。
今回の法律は、2011年に銃を振りかざしながら犯罪に及んだ警察官マイケル・ペーニャによる強姦事件がきっかけ。検察側は、膣内挿入が証明できなかったため、無罪となった。(1月30日、amNY)
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