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ニューヨーク市は今年から、幼児を対象とした新たな識字教育カリキュラム「クリエイティブ・カリキュラム」を導入した。読解力の基準を巡り、習熟度に達しているのが小中学生の半分に過ぎない現状を踏まえ、学校制度での識字指導見直しに重点を置くアダムズ市長の政策の一環。ただ、早期教育関係者や擁護者たちは、アダムズ氏の予算案が、この取り組みを台無しにすることを懸念している。
アダムズ氏は昨年11月から、市の無料プリKプログラムの定員数が利用者数を上回っているとして、来会計年度の早期教育予算から総額1億7千万ドルの削減を提案している。市議会は予算交渉の一環として、アダムズ氏の提案を見直しており、擁護者たちは、こうした削減が最終的に新たな幼児識字教育へのアクセス減少につながると懸念している。同削減案が成立すれば、教室や保育所全体が閉鎖される可能性も出てくる。
一方、アダムズ氏は、早期教育への予算削減は、主に空席をなくすことにより行うと主張する。市当局の発表によれば、3Kの定員数は約5万3千席、プリKは約7万5千席。昨年12月の時点で3Kには約1万、プリKには約1万5千の空席があった。ただ「空席があるのは、行政が保護者に十分な働きかけをしていないからだ」と批判する議員もいる。(13日、ゴッサミスト)
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