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半数以上が過労訴え、制度改善求める
6日から全国看護師週間

全米で6日から、全国看護師週間がスタートする。看護師への愛と感謝を示す機会となり、チポトレやダンキンなどのレストランやチェーン店は、割引やクーポンを提供する。ただ、医療従事者の大部分を占め、病院における患者への主な医療提供者である看護師が求めるものは、感謝や割引よりも、その過酷な労働条件の改善だ。
国立医学図書館の調査によると、看護師は2021年、週平均8.2時間の有給残業と5.8時間の無給残業を強いられた。これは、9千人以上のフルタイム雇用に相当する。世論調査によれば、看護師の50.8%が週に数回 以上または 毎日「精神的に疲れ果てた」と感じ、56.4%が「消耗した」、49.7%が 「疲労状態」、45.1%が 「燃え尽きた」、29.4%が 「限界」と感じていた。
自身の身を守るために必要な防護具の確保は、現在も続く課題であり、人員不足も大きな問題だ。1人の看護師が過度に多くの患者を担当する場合、患者は①予防可能な医療ミス②回避可能な合併症③転倒④負傷⑤褥瘡(じょくそう)⑥入院期間の長期化⑦再入院の増加⑧死亡―などのリスクにさらされる。この問題を改善するため、1人の看護師が担当する患者数の制限を義務づける看護職員配置基準法が23年3月に提出され、現在承認待ちだ。(6日、USAトゥデイ)
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