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人質の解放を求め、パレード
厳重警備で、イスラエル文化を祝う

ニューヨーク市で2日、イスラエルの文化などを祝う毎年恒例のパレードが行われた。8カ月前に始まったイスラム組織ハマスとの戦闘以後、初めてとなる今回は、市警(NYPD)による厳重な警備が敷かれ、これまでと全く様相が異なった。ハマスに連れ去られた人質の解放を求めるメッセージボードを持った人らが5番街のパレードに参加した。
NYPDは5番街にバリケードを設置し、一部を封鎖。セントラルパーク沿いの56~78丁目にフェンスを立て、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ侵攻に反対する人々とパレード参加者を遠ざけた。パレード参加者は、青と白のイスラエル国旗を誇らしげに振り、120人の人質の顔が書かれた看板を掲げ、彼らの帰国を要求した。
「One People, One Heart(ひとつの人々、ひとつの心)」。今回のパレードで掲げられたテーマは、今も人質となっている人たちを念頭に、人々の「連帯」に重きを置いたものだ。祖父が人質となっているノアム・サフィルさん(29)は「私たちはこんな戦争は望んでおらず、パレスチナの人々と戦いたくない。親族を返してほしいだけであって、解放してほしい」と述べ、一刻も早い人質の解放を求めた。叔父が人質のヤエル・ナヴスカーさんは「私はただ、叔父を家に帰したいだけなのだ」と力を込めた。(2日、amニューヨーク)
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