皆さん、一週間おつかれさまでした。まずは、記録的活躍でレギュラーシーズンを終えた大谷翔平選手でしょうか。ほぼ全試合に出場し、三冠王は逃したものの、54本塁打&130打点で二冠王ですもんね。54本塁打&59盗塁で、史上初の「50-50」(54-59?)も達成と、打席だけでなく、塁上でも楽しませてくれました。そんな大谷選手にとって、MLB初のプレイオフがいよいよ今晩からはじまります。しかも山本由伸投手の先発で。まだまだ盛り上がりますね。もちろん我らがNew York Metsの千賀滉大投手も、復帰直後でDivision Seriesの第一戦に先発ですもんね。こちらも楽しみですね。
東海岸の港湾労働者のストライキが、とりあえず早期暫定合意にいたったのはよかったですね。どこの国でも船舶輸送の影響は非常に大きい(世界貿易においては、数量ベースで80%以上)ですが、東海岸でもバナナに始まり、魚介類、医薬品、電気製品などあらゆるものが海上輸送ですもんね。東海岸では、1977年以来とはいえ、今後6年間で62%の賃上げで合意というのもすごいですね。
最近海運業は非常に儲かるらしく、2021年にはコロナの影響もあり、海運業界全体で、それ以前の10年間累計利益の3倍もの利益を一年で稼ぎ、港湾労働者においても、NY/NJにおいては、2019-20年時点で既に、50%以上は$150Kを、20%近くは$250Kを稼いでいるとのことです。(ちなみに、日本の港湾荷役の平均年収は、350万円とのことで、えらい違いですよね。)
ただ、港湾作業の機械化に対して、組合が求める雇用保全に関しては、今回の暫定合意においては、未決着ということで来年1月15日までに交渉合意に至らなければ、再びストライキですが。
昨年、自動車業界やヘルスケア業界も4年~4年半で少なくとも20%を超える賃上げで合意していることを考えても、インフレは以前のようには下がらないように思います。実際、Fedの中立金利も、中長期目標の2%に対して、2.9%となっていますし。かつてないほどの政治の分断が叫ばれる今回の大統領選挙においても、財政赤字拡大路線維持や関税増は、両候補者において一致しており、これらもインフレ要因ですもんね。
今日で、アメリカ大統領選挙まで残りちょうど1ヵ月ですね。これからますます騒がしい日々が続くことになるかと思うので(日本の新総理誕生が、驚くほどこちらでニュースにならないのも非常に寂しいですが。。。)、週末ぐらいはのんびりと過ごすのがいいかもしれないですね。ブロードウェイでゆっくりミュージカルを観るもよし、ワインやビールを片手に大谷選手の試合をテレビ観戦するもよし(もちろん観にいっても)。ではよい週末をお過ごしください。
代表 武田 秀俊
今週の1枚
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