レストランやバーで気になる騒音。その対策としてワイヤレスイヤホンが効果的のようだ。特にアップルのAirPods Pro 2は、ノイズをキャンセルし、同伴者の音量を上る。しかもそれをH2チップにより適合アルゴリズムを使って素早く処理するとして人気が高い。記者が実際にレストランに行って試し、その結果を18日付ニューヨークタイムズが伝えている。

(Photo: アップル・ニュースルームより)
まずローワーイーストサイドのレストランに出かけた。暖かい日だったので、屋外で食べる客も多く、窓も空いていてノイズレベルは低い。同伴者がAirPods Pro 2を使い始めると急に小声になった。まるでノイズが全くない部屋で話しているように。私もAirPods Pro 2をつけてみたが、彼の声は聴き取りにくかった。
次にタオ・ダウンタウンへ。地下のダイニングルームに通される。満席で窓もなく、BGMもあり、耳をつんざくほどではないが十分のノイズ。私のAirPods Pro 2はBGMを消すまでには至らなかったが、音量のダイヤルを7や8のレベルから3に落とすくらいの効果はあった。同伴者の声もはっきり聞こえた。なくても声は聞こえるが、体を前かがみにしたり、唇の動きを注視したりという努力が必要だ。
レストランやバーの騒音源は、外部の車や地下鉄、内部のエアコンや換気扇などから。しかし会話の最大の敵は他の客だ。音声の周波数が同レベルであるため、競合する。さらに周囲の雑音レベルが高くなるほど、人は声を荒げる傾向がある。これを「ロンバード効果」という。
対策は「規制」と「個室化」だ。ロンバード効果を考えれば規制はまず無理。パーティションやブースを設ける個室化も限界がある。とすれば行き着くところはやはりワイヤレスイヤホン。「食事の会話のためだけに買う必要はないが、持っていれば食事の際にも使うのが良い」というのが結論だ。
編集部のつぶやき「食事に来ても携帯ばかり?」
同伴者の会話が聞こえないほどうるさいレストランなんて論外ですね。まぁ最近は、店に来てもおしゃべりもせずに、携帯電話ばかりみているカップルがものすごく多いように思うけど。だったらふたりで来るなよ!
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