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ウーバー、イエローキャブ配車へ
運転手不足で「昨日の敵」と提携

ライドシェア大手のウーバー・テクノロジーズは24日、複数のタクシー会社との提携を発表した。これまでのサービスに加え、市内を走る全てのイエローキャブの配車も行う。同日、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。
同社では運転手不足と、高料金による客離れが進んでいた。一方、タクシー会社はウーバーなどの参入とコロナ蔓延で存続の危機が危ぶまれていた。両者の抱える問題が「昨日の敵」の提携を可能にした。タクシー配車ソフトとウーバーのアプリを融合させることで、1万4000台のイエローキャブがウーバーのアプリで利用可能となる。タクシー利用者の料金はウーバーXとほぼ同じだという。タクシー運転手の報酬はウーバー運転手と同様に計算され、ウーバーとタクシー会社は運賃から一定の割前を徴収する。
一時はタクシーを駆逐すると豪語していたウーバー。方向を転換し、タクシー業界との提携で新たな成長戦略に打って出た。2025年までには全世界のタクシー配車を手掛けるとの目標を立てた。モビリティ責任者のマクドナルド氏は「高い目標だが、実現可能だと思う」と話す。市タクシーリムジン委員会(TLC)を監督するジョシ副市長は「タクシー運転手にも収入増になるはず」と好意的だ。
ウーバーによるタクシーの配車サービスはこの春頃から始まる予定。

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