ニューヨーク・ソーホー(SOHO)のブティック街で6日午後3時4分ごろ、女性(25)がガラスの破片で首を刺される事件が発生。ニューヨーク市警察(NYPD)は容疑者の男を逮捕した。被害者は病院に搬送され重体。amニューヨークが7日、伝えた。

事件が起きたのはウースターストリートとブルームストリートの角。被害者とは別の女性(29)がブルームストリートをウースターストリート方向に歩いていたところ、男が背後から近づいてきてガラス瓶で殴りかかったが、女性にけがはなかった。男はガラスの破片をつかむと、近くにいた25歳の女性に襲いかかった。「首を刺された女性は重体。病院に搬送され手術を受けた。回復を祈っている」とNYPDのジェームズ・マッカーシー副部長は説明している。女性は意識があるという。
匿名の目撃者によると(被害者は)「首から大量に出血して、ひどい状態だった。救急車に乗せられた際、血の気が失せていた」という。近くのブティックに勤務する警備員は、緊急医療班(EMS)が到着するまで応急処置を施し、被害者に付き添っていた。「悲鳴を聞いて駆けつけた。個人的に救護のトレーニングを受けていたので対応した。誰であろうと助ける」と話した。
NYPDは、第2級殺人未遂、第2級暴行、第3級凶器所持の疑いで、ムスリム・ブルンソン容疑者(46)を現場近くで逮捕。NYPDの発表によると、同容疑者はホームレスで逮捕歴が数回ある。2022年7月には、地下鉄4番線の車内の手すりにNYPDの女性職員を打ち付け、眼窩と頬骨を負傷させている。今回の犯行を含め無差別の凶行とみられる。
編集部のつぶやき
SOHOのBroom St.とWooster St.の近くというとセレブが行くレストランもあり、パパラッチやファンがたむろするエリア。Apple Storeも近く。そんなところで、ガラスでグサリとは。様子が変な人がいたら、目を離さず距離を置くことが必要。(K.T.)
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