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11日付のDNAインフォによると、ニューヨーク市消防局(FDNY)は、ニューヨーク・プレスビテリアン病院と組み、3日から脳卒中専用救急車サービスを開始した。
脳卒中になった場合、毎分約190万の脳細胞が死滅する。それを食い止めるためには、早い段階で治療することが最も重要とされている。FDNYは、CTスキャンや必要な器具、薬剤、技術者を乗せた専用救急車を配備。現場で治療を行い、脳への血流を確保する薬品の投与などを行う。これにより、病院に到着するのを待たずして患者の治療を開始することができる。また、スキャンした患者の情報は病院に送られて、治療に即時生かされる。
同病院は、1980年代から脳卒中の治療では最先端をいき、市内の病院では最多の年間2千人の患者を扱うという。「脳卒中の治療は一刻を争う。ヨーロッパでは、こうした脳卒中専用救急車が活躍し効果を上げている。やっと追い付いたが、今後は追い越すべく努力する」と、同病院神経科のマシュー・フィンク部長は意欲的だ。
当面は、同病院のあるマンハッタン区の東68丁目と西168丁目を中心とする地域でこのサービスを提供し、今後はほかの地域へも拡大する予定だという。

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