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17日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、ホームレス数の増加が問題となっているニューヨーク市で、市内の学校に通う生徒のおよそ1割がホームレスだということが、ニューヨーク州が運営する教育機関の調べにより明らかになった。
ホームレスの生徒のための技術・教育支援センター(NYS-TEACHS)は同日、オンライン上でデータを公開。2015~16学年度に、市の学校に通う全生徒約110万人のうち、10人に1人がホームレスシェルターなどから通学していたという。前学年度に、市には8万6694人のホームレスの生徒がいたが、これが22%増加して10万5445人となっていた。景気後退前の07~08学年度と比較すると、2倍以上の増加となる。この数には、チャータースクールに通うホームレスの生徒も含まれている。
NYS-TEACHSのエミリー・クラマー氏は、「不況からの回復は進んでいるものの、低所得者層は安住の地を求めて厳しい努力を強いられ続けている」と述べた。
州教育局から入手された同データは、短期および長期のホームレスシェルター暮らしや、親戚や友人との同居など、あらゆる種類の仮住居から学校へ通う生徒の数を示したもの。

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