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【14日付ニューヨーク1】ニューヨーク市は来年から、公営住宅で「コントラペスト」と呼ばれる薬剤を使用する新しいネズミ駆除作戦を計画している。
同薬剤は、特殊な化学物質や漢方薬を成分とし、メスが数週間食べ続けると繁殖力を失う。メスのネズミは生後3〜4カ月で出産を開始。1年に6〜7回、1回に6〜10匹の子を産む。この繁殖力を奪うことで、数を減らそうというのが新しい作戦の狙いだ。薬剤の製造元であるセンステック社によると、人体や他の動物には害はないという。
同作戦に対するニューヨーカーの反応は賛否ある。マンハッタン区アッパーウエストサイドの住民は、「街を歩いていると至る所にネズミがいる。きわめて不衛生だ」と、作戦の一刻も早い開始を求めている。一方で、「地下鉄の線路内ならまだしも、住宅でそのような薬剤を使用するのはどうかと思う」と警戒する声もある。
市は2013年に地下鉄駅で同薬剤の効果を測るテストを実施。その結果、周辺のネズミの数は43%減少した。市は同テストの結果の分析をさらに進め、日程や使用地域など詳細な作戦を立てる予定だ。

Chris Carella
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