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テクノロジー企業でのコーディング面接を不正に手助けする人工知能ツール(AI)を開発したことで停学処分を受けたコロンビア大学の元学生が、そのアイデアを基に起業し、約530万ドルの資金調達に成功したと4月27日、LinkedInで発表した。ゴッサミストが2日、伝えた。

CEOのロイ・リーさん(21)は2024年秋学期、共同創業者で当時の同級生、ニール・シャンムガムさんと技術面接を不正に手助けするツール「Interview Coder」を開発。ツールを使用する様子を撮影し、メタやアマゾンなどからインターンシップのオファーを獲得した。しかし、動画を一般公開したため、アマゾンが大学に苦情を申し立て、リーさんは停学処分を受けた。
この経験をツイートしたことでテック業界の注目を集めたふたりは、会社設立のために退学。事業範囲を「将来のエンジニア向けAIツール」から「あらゆることを不正に助けるAIツール」に拡大し、社名をCluelyに改めた。数週間で、シリコンバレーの老舗ベンチャーキャピタル企業2社から530万ドルの資金を集めた。
Clurlyの有料版(月額20ドル)では、AIアシスタントが就職面接、営業電話、会議などの仮想会話をリアルタイムで監視・聴取し、その場でヒントや提案、分析を行う。デスクトップアプリは不正検出ツールを回避する機能を装備。なお、同社の面接はAI対策済みだという。
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