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夏休みも間近。本格的な夏の旅行シーズンを迎える。米運輸保安局(TSA)は空港で携帯電話などを充電する際、USB充電ポートに直接接続しないよう警告している。シークレットNYCが12日、伝えた。

USB充電ポートに悪意のあるソフトウエア(マルウエア)を仕掛けてデータを盗むなどのサイバー攻撃「ジュースジャッキング」の危険があるためで、これは空港だけでなくホテルやカフェ、ショッピングモールなどでも起こり得る。公共のUSB充電ポートを使用する際は要注意だ。
飛行機搭乗前には、携帯電話を100%充電したくなるもの。安全のためにTSAは自分の充電器とUSBケーブルを持参しコンセントを使う、または電池パックを利用するよう勧めている。ちなみにリチウム電池を使用するポータブル充電器やパワーバンク充電器は出火の危険性があるため、預け入れ荷物としての持ち込みは禁止されている。これらの機器なしでどうしても充電したい場合は、 「USBデータブロッカー」を使う方法もある。これを装着するとデータ転送を遮断し、電力だけを通すことになる。家電量販店やAmazonで10ドル程度で販売している。
また、TSAは空港にある公共のフリーWi-Fiへの接続にも注意を呼びかけている。ハッカーが個人情報を盗んだり、マルウエアを仕掛けたりする恐れがあり、経済的および心理的被害を被る懸念があるからだ。特に「銀行口座などの個人情報を開けるのは禁物」と厳重注意している。 TSKの公式ウェブサイトには、安全・円滑に空の旅を楽しめるための「旅行のコツ」が掲載されており、「機内に持ち込める手荷物」「必要な身分証明書」「チェックポイントでのスクリーニング機器」などについて確認できる。
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