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世界保健機関(WHO)が「はしか根絶宣言」を出した2000年以来、アメリカではしか(Measles)の感染者数が最高の水準に達したことが明らかになった。米疾病予防管理センター(CDC)によると、今年に入ってから今月1日までに1285件の症例が報告されている。ピープルが4日、伝えた。

ワクチン導入前、アメリカでは毎年300〜400万人がはしかに感染し、年間400〜500人が死亡していた。最も多くの感染が報告された1992年には2100件を超えていたが、ワクチンの普及により感染者数は減少。2000年に「はしか根絶宣言」が出され、12カ月以上、新たな感染は報告されていなかった。19年になり1274件の感染が報告されたが、今年は既にこれを上回っている。
CDCによると、1285件のうち792件はテキサス州で、95件はニューメキシコ州、86件はカンザス州で報告されていた。テキサス州では、ワクチン未接種の学齢期の子どもが死亡し、15年以来、アメリカで初のはしかによる死亡例となった。
その他、ニューヨーク、ニュージャージー、アラスカ、アーカンソー、アリゾナ、カリフォルニア、コロラド、フロリダ、ジョージア、ハワイ、イリノイ、ルイジアナ、メリーランド、ミシガン、オハイオ、オクラホマ、オレゴン、ペンシルベニアなど39の州で感染が報告されている。 はしかに感染すると、高熱、咳、鼻水、目の充血、全身に広がる赤い発疹などの症状が現れる。
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