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米食品医薬品局(FDA)が規制に向けて動き始めた食用トランス脂肪酸は、グラノーラバーやシリアルなど、一般的には健康に良いと思われている食品の多くにも含まれている。このため、全面使用禁止が実現した場合、多くの加工食品が市場から姿を消す可能性がある。
ニューヨーク市では、健康志向で知られる食品小売大手トレーダー・ジョーズの店舗でも、「トマトとペストのフラットブレッド」や「メキシカン・キッシュ」など、0.5〜1グラムのトランス脂肪酸を含む食品が多数販売されている。
また、シリアルバーをはじめとするさまざまな加工食品には、トランス脂肪酸が含まれているものの含有量が0.5グラム未満であるため、規制対象とならないものが多い。さらに食品表示の規定により、トランス脂肪酸と同質の成分が含まれていても、表示が義務付けられていない場合もあるという。
ただし、FDAの規制対象となるのは植物油に水素などを添加して作られている人工のトランス脂肪酸のみで、前述のトレーダー・ジョーズの広報は、自社製品に含まれるトランス脂肪酸について「天然に生成されるものである」と主張している。
専門家は「トランス脂肪酸を完全に排除したければ、加工食品、つまり袋や箱に入っている食品を、一切食べることをやめるしかない」と指摘している。
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