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国際教育協会と米国務省が11日に発表した年次報告書「オープン・ドアーズ」によると、米国の短大および大学で学ぶ外国人留学生が、記録的に増加していることが分かった。
昨年度は80万人を超える海外からの留学生が米国の短大または大学に在籍していたが、この数値は2011年度と比較すると5万5000人(約7%)の増加となる。このうちもっとも大幅な増加が見られたのが中国からの留学生で、12〜13年度では21%増の23万5000人。大学の学部課程の学生に限ると26%増となった。次いで大幅な増加が見られたサウジアラビアからの留学生は、30%増の4万5000人。これについては、中東諸国奨学金制度から資金援助を受けた学生が大部分を占めている。
留学生全体に占める国別の割合でもっとも多いのが中国、次いでインド、韓国で、これら3カ国の留学生の合計だけで、全体の49%を占めている。だが、インドと韓国、並びに台湾、日本、トルコからの留学生は減少傾向にある。
留学生が米国にもたらす経済効果は年間約240億ドルと言われ、留学生を積極的に受け入れている大学は年々増加している。
一方、米国人学生が留学する国としてもっとも多いのは英国、イタリア、スペイン、フランスで、中国は5位と人気に欠ける結果となった。
昨年度、海外に留学した米国人は28万3000人だった。
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