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政府の統計をもとにした新たな研究により、全米で合計2兆7000億ドルと言われる医療費のうち、入院費が占める割合が約3分の1に上り、医療費高騰の最大の要因となっていることが分かった。
国際健康保険連合の調査によると、米国における入院費は1日あたり平均4000ドルに上る。これは、他の先進国の5倍にあたるという。さらに、多くの病院が緊急救命医療を主要な収入源としており、刃物などによる切り傷の縫合で3300ドル、犬に噛まれた際の手当てで2000ドル、ランニング中に転んでできた怪我の治療で3000ドルなど、高額な医療費を請求している例も多い。
専門家によれば、医薬品や医療機器の値上げに加えて、ボストン市のパートナーズやフェニックス市のバナーなど、合併や買収により各地でチェーン経営の大手病院が誕生し、価格を吊り上げていることが、医療費の高騰につながっているという。
また、他の先進国では入院費に基本的な治療費が含まれていることが多いが、米国では各病院が作成する「チャージマスター」と呼ばれる価格表をもとに、頭痛薬から生理食塩水、ベッドから起き上がる手助けをするフィジカルセラピーまで、すべてが入院費に上乗せされるシステムになっている。
カリフォルニア州では価格表の開示を義務付けているが、ほとんどの場合は病院内の機密扱いになるという。
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