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ニューヨーク市内全域で昨今、現金自動預け払い機(ATM)や地下鉄の自動券売機などのカード読み取り機に、詐欺目的でスキマーやカメラが取り付けられていたことが相次いで発覚しているが、路上駐車用のメーターでもクレジットカード詐欺に遭ったとする被害者が続出している。これを受け、ニューヨーク市警察庁(NYPD)は被害者などに事情聴取を行っているという。
地元ニュース局NY1によると、これら一連の動きは、国際的な犯罪集団による犯行である可能性が高いという。
調べによると、ブルックリン区だけでも少なくとも3人が被害に遭っており、現時点でスキマーやカメラなど、犯行に使われたと思われる装置は発見されていない。
同区選出の市議会委員、マーク・トレイジャー氏は「市民が安心してパーキングメーターを利用できるよう、犯罪防止に最善を尽くすべき」と述べた。
昨今、パーキングメーターを使用する際に現金ではなくクレジットカードやデビットカードで支払いを済ませるケースが増えており、その影響でカードの不正利用が多発しているという。こうした状況に不安を抱くある市民は「詐欺の被害に遭う危険が高いので、クレジットカードは使わない。どこへ行くにも小銭を持ち歩くようにしている」と不信感をあらわにした。
NYPDは被害に遭わないための工夫として、カードを機械に通す前にテープなどで読み取り機が固定されていないか確認し、暗証番号入力時には必ず手元をカバーすることが重要と指摘。万一、被害に遭った場合は、速やかに警察へ通報するよう呼び掛けている。
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