航空関連ビジネスの調査会社、スカイトラックスによる「ワールド・エアライン・アワード」のエコノミークラス部門で、香港に本社を置くキャセイ・パシフィック航空が最優秀賞を獲得した。座席はハイテクを駆使し、上質の機内食を提供していると評価している。トラベル+レジャーが6日、伝えた。

使用機種はボーイング777-300ERで、機内の洗練されたデザインに清潔感がある。エコノミークラスでもヘッドレストは調整可能。スマホ専用の棚が目の高さにある。さらに個人モニターをスマホとブルートゥースで接続可能。モニターでトイレの空き状況も確認できる。
機内食はミシュラン星付きレストランの監修。香港のみならず各地の名物料理が並ぶ。デザートは伝統のエッグタルトで、香港フレーバーを楽しめる。ビールは香港のクラフトビール醸造所とコラボした特製「ベッツィービール」。コーヒーは香港のスペシャルティ・コーヒー・メーカーによる特別ブレンドの淹れたてを出すというこだわりぶりだ。
さらに機内エンターテインメントは世界トップの折り紙付き。総合的評価も世界3位にランク付けされた。ローランド・ラムCEOは「比類なきサービスの提供で空の旅を満喫してもらおうとの、われわれの努力が認められて喜ばしい」と語った。
2位はカタール航空、3位はシンガポール航空。4位が全日本空輸(ANA)、5位が日本航空(JAL)だった。アメリカの航空会社ではデルタ航空がトップで、世界ランキングは13位。
エコノミークラスの快適さ向上は、航空業界の最近の潮流だ。今年初め、ニュージーランド航空は座席がカウチソファーに変わる「スカイカウチ」を開始した。日本航空もスナックとして特別カップ麺「うどんですかい」を提供している。ジェットブルー航空のようにWi-Fiサービスを無料化した会社もある。
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