2025年10月31日 COMMUNITY 教育レポート

笑顔と拍手に包まれた一日「スクールフェスティバル2025を開催」NY日本人学校

ニューヨーク日本人学校(コネティカット州グリニッチ、森本恵作校長)は10月11日、2025年度スクールフェスティバルを開催した。今年のスローガンは「舞台の上で堂々と!〜Let’s have fun〜」。笑顔と感動があふれる一日となった。開会式には、保護者や来賓も多数来場し、生徒会長の力強い挨拶と校長の温かいメッセージから始まった。

1、2年生は古典落語「寿限無」を題材に、名前に込められた思いや願いを明るくユーモラスに表現。観客も一緒に声を出す場面があり、笑いに包まれた発表となった。

落語劇「寿限無」を披露する1、2年生

3、4年生はミュージカル「The GJS Lion King〜正義と勇気の物語」を上演。「ハクナ・マタタ(なんとかなるさ)」を合言葉に、勇気と友情を伝えた。

3、4年生による劇「The GJS Lion King~正義と勇気の物語」

5、6年生は「つなげ!50周年の白熱ビブリオバトル!」と題して、自分たちのおすすめの本を紹介し合い、観客の投票でチャンプ本を決定。読書への思いが光る発表となった。

5、6年生の白熱ビブリオバトル

7、8年生は修学旅行で学んだアメリカ独立の歴史を題材にした劇、「アメリカの独立〜自由のために立ち上がれ(The Rise of America)」を上演。台本から照明まで自分たちで作り上げ、迫力あるステージで観客を魅了した。

「アメリカの独立〜自由のために立ち上がれ」を熱演する7、8年生

9年生は「教科書は全てデジタル化すべきか」をテーマに、肯定側と否定側に分かれて熱い議論を展開。論理的思考と表現力が試される真剣勝負となった。

9年生によるディベート「教科書はすべてデジタル化すべきか」

音楽発表では、初等部が合唱「ともだち讃歌」を披露した。上級生がリコーダーを奏で、下級生がダンスで参加する姿に、学年を越えた温かい雰囲気が感じられた。中等部は合唱「空は今」と合奏「Sing Sing Sing」を披露。平和と希望を込めた歌声、迫力あるジャズのリズムで、フィナーレを華やかに飾った。

初等部の合唱「ともだち讃歌」
中等部の合奏「Sing, Sing, Sing」

また、校舎内には英語科のスピーチ作文や家庭科で作成したポーチなど、子どもたちの学習の軌跡を感じられる作品を展示。色とりどりの展示物がスクールフェスティバルの雰囲気をより一層華やかに彩り、学びと表現の広がりを感じさせていた。

閉会式では、児童会委員長が挨拶をし、森本校長が「どの学年もスローガンの通り、堂々とした発表で感動を与えてくれました」と講評した。児童・生徒全員が自信と誇りを胸に、最後までやり切った表情を見せていた。(情報・写真提供:ニューヨーク日本人学校)

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