2026年2月23日 NEWS DAILY CONTENTS

マムダニNY市長が時給19ドルで雪かき要員を募集!? 東海岸で記録的な大雪

22日から23日未明にかけて襲来した爆弾低気圧の影響で、ニューヨークからマサチューセッツ州にかけて1時間に5~7.5センチの雪が降り、東海岸全域で交通はほぼ麻痺状態に陥った。米気象局(NWS)の発表によれば、23日午前7時までに、ニューヨークのセントラルパーク、ラガーディア空港、ジョン・F・ケネディ空港で38センチの積雪を記録。ロングアイランドのアイスリップでは57センチ、ニュージャージー州ニューアークでは46センチの積雪を記録した。

移動制限が出たニューヨーク、外を歩く人の姿はほとんど見られなかった(23日、クイーンズ / photo: 本紙)

ニューヨーク市内では、正午まで車両通行が禁止され、学校は休校となり遠隔授業も中止となった。23日午後1時時点で地下鉄は一部で運行休止、遅延や停車駅の変更などが発生している。メトロノース鉄道は、間引き運行と遅延、NJトランジットも運休状態。ロングアイランド鉄道(LIRR)は全線(全支線)で運休となっている。

ニューヨーク州のホークル知事は、ニューヨーク州全体で約2万世帯が停電状態にあり、さらに増加する可能性があると警告。停電追跡サイトのパワーアウトレージによると、マサチューセッツ州では21万4389件の停電が発生し、ニュージャージー州では12万8238件の停電が確認されている。

空の便のキャンセル相次ぐ、エアトレインも運休

23日午前8時の時点で、ジョン・F・ケネディ国際空港では約90%の便が、ラガーディア空港では98%の便が欠航。フライト追跡サイトのフライトアウエアによれば、ニューアーク国際空港も87%の便が欠航。アメリカ国内外の空港を合わせた欠航便は5000便以上に上っている。ニューヨーク市では移動制限令が発令中。当局は、旅行者に対し航空会社にフライト確認を行わない限り、空港へ向かわないよう呼びかけている。

ホームレス支援に避難バスを配備

ニューヨーク市のマムダニ市長は22日、市内全域に22台の避難所バスを配備し、市営病院11カ所と学校13カ所に避難所を開設した。ホームレス支援チームは外出を控え屋内へ避難するよう説得活動を実施中だ。暴風雪中に避難所を必要とするホームレスへの支援は、311または212-NEW-YORKへ通報するよう呼びかけている。

大雪に加え気温も零下に、巨大な氷柱も出現した(23日、マンハッタン / photo: 本紙)

吹雪警報は23日午後6時まで発令中。NWSによると、23日午後から夕方にかけて雪は次第に弱まる見込み。NWSは「複数の大雪帯」が海上から北西へ進路を変えながら地域を襲い、23日午後から夜にかけてさらに数インチの積雪が見込まれると予測している。また、NWSは沿岸部で広範囲な洪水が発生する見込みであり、ロングアイランドに深刻な影響が及ぶ可能性があると警告している。

時給19ドルの雪かき要員を募集

市が大雪時に募集する「緊急除雪シャベラー」制度に基づき、マムダニ市長が時給19.14ドルで緊急除雪作業員を募集したが、22日午後1時までに応募要件を満たす応募者を募ったが、思うように集まらなかったと同日付のNYポストが伝えた。

マムダニ氏は市民参加型の除雪として周知を進めたが、クイーンズ・マスぺスの清掃局(DOS)車庫の名簿は空白で、職員は「今日はまだ誰もサインしていない」と話したという。ローワー・イースト・サイドの車庫でも並ぶ人は見当たらず、ブルックリンのイーストウィリアムズバーグの車庫では約35人が登録し、地域によって集まり方に差が出た。除雪要員の時給は19.14ドル(23日のレートで約2957円)で、週40時間を超えた場合は28.71ドル(約4436円)に上がる。応募には1.5インチ四方の写真2枚、身分証明書2点とコピー、ソーシャル・セキュリティー・カードの提示が必要で、手続きが厳しすぎて人が集まらないとの批判もあるが、市側は就労資格確認など連邦法上の義務だと説明している。

緊急除雪作業員に関する詳細

市内の公園では雪ぞり遊びをする子どもたちで大にぎわい(23日、ブルックリン / photo: 本紙)
                       
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